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  • 執筆者の写真Xin

2020年に試したいこと

 2020年に試したいことというより、次の制作で試したいこと。

 次の制作からとは言わずに、今の制作から取り組めばいいとも思うのだけど、新しいことを試すには、今のゲームはだいぶ作りこんでしまったので、ひとまずは次の制作から取り組もうと考えている。


 試したいことは2つある。


 1つは、仕様書と設計図をしっかりと作ること。

 普段の仕事では、仕様書や設計図を書くくらいのことは自分でもやっている。しかし、個人制作となると、趣味の開発ということもあり、まともに仕様書も設計図も書いていなかった。

 ただ、このやり方だとやはり、ソフトウェアの規模が大きくなるにつれて、実装がしづらいなぁと感じる箇所も増えてきた。例え、個人開発だとしても、仕様書や設計図を書かなければ、それらを書いている場合に比べて、最終的な開発期間は長くなってしまうのではないかという仮説が今回の制作のなかで生まれた。

 今までの自分は、制作に時間をかけすぎると、その制作物に対する熱が途中で冷めてしまい、なかなか最後まで作品を完成させられないタイプの人間だった。なので、個人開発においては、まずは手を動かして、アプリを完成させることを優先に取り組んできた。しかし、その冷めやすく、投げ出しやすいという弱点も、今までの個人制作を通して、だいぶ克服できてきた気がするので、ここらで一度、基礎に立ち返って、しっかりと仕様書を書くところから始めてみてもいいのではないかと考えた。

 次の制作では、しっかりと仕様書を書いて、その仕様書をもとに UML 図を作成するところから始めたい。


 2つ目は、開発中に他の人からしっかりとフィードバックをもらうこと。

 プレイヤーからフィードバックを得ることの大切さは自分でも認識していたつもりではあったけど、これもまた趣味の開発だからと、今までの個人制作では随分と蔑ろにしてしまっていた。

 もともと、自分が遊びたい、遊んでいて面白いと思えるゲームを作れればそれでいいと、日ごろの憂さ晴らしも兼ねて始めたことなので、今まではそれでもいいと思っていた。しかし、自分が遊びたいゲームは、どこまで突き詰めても所詮マイノリティで、生のままではその面白さをほかの人たちとは共有できないという事実に、デジゲー博での出展などを通して改めて気付かされてしまった。それでは、せっかく作ったアプリも浮かばれない。それでも、今作っている AR アプリはエゴで作っているものなので、これだけは今の作り方で作りきろうと思っている。しかし、その次に作る VR のプロダクトは、せっかくなので自分以外の人たちにも楽しんでもらえるようなものを作りたい。

 これを実現するには、開発のなるべく早い段階からフィードバックをもらうことが重要だと考えている。Wonder Run は、公開後に友人に遊んでもらい、バージョンアップを通して徐々に改良していった。しかし、この方法では、すでに大部分のシステムが完成しているので、コストの面から大きな仕様変更に踏み出すことができない。

 次の制作では、開発の早い段階からプロトタイプを公開することで、なるべく多くの人からフィードバックをもらいつつ、より良い製品を作りたいと考えている。

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